ゆるい生活

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台風被害を防ぐためにはどうすべきだったのか

先日、岩手県で川の近くの高齢者施設が被害にあい、大勢の方が亡くなりました。
これだけの情報があって、なぜ防げなかったのか、疑問が残ります。
私は中国地方に住んでいますので、台風の影響はほとんどありませんでしたが、
今台風がどこにあってどう進む予定なのか、離れた場所にあっても天気予報で確認します。

確かあの台風は、観測史上初めて太平洋側を通って東北地方に進む予定だというものでした。
ということは、慣れてないのは当然だと思うのですが、だからといって予想外だったという一言では済まされないと思うのです。
やはり見通しが甘かったと言えるでしょう。

アメリカを例にとってみると、ハリケーンが現れたら、何日も前から避難の準備をしますし、結構大掛かりに通行止めや自宅待機か避難場所へ避難するなどの情報を出します。
日本はなかなか店を休ませたり、交通機関を止めることを寸前までしないような感じを受けますが、死者をいかに出さないか、というテーマで動くならば、少しはアメリカを見習っていくべきだと思います。
また、一時的に不便になるのは仕方がないという考え方に日本人がならないといけないとも思います。

実際、自治体レベルでは、アメリカの避難準備を参考に、どう指示を出していくべきか検討しているところもあると聞きました。
気象予報士を常駐させて警戒にあたるところもあります。

あの岩手の災害は、川が近くにありながら避難指示を出さなかったという大きな誤りがあったと思います。
そもそも危険個所にされていなかったのかはわかりませんが、ほとんど起こることがない地域でも、危険な事態になりそうだというときのために、対策を怠ってほしくないと思います。